総義歯セミナー
今日は、阿部晴彦先生の総義歯セミナーでした。
今回は、入れ歯作りの基準となる水平的な顎位の採り方、咬合器への付着などについてのデモ、レクチャーでした。

これは自分のGoAトレーサー(顎の位置をはかる装置)です。
顎の位置は、高さと左右、奥行きと3次元的に決まるのですが、これは入れ歯や被せものを作る基準を設定するために必要な装置です。 ほとんどの方ははかったことがないと思いますが、大切な診断のステップのひとつです。
ものを咬んでいる時の顎の位置というのは、習慣的に普段咬んでいる位置と、顎が本来あるべき(だと言われている)位置には差があって、どこを基準にして入れ歯を作るかについては、諸説があります。
基本的には、人間の体、顎関節は適応力があるので、少しくらいずれていても問題なく機能しますが、ずっと奥歯がない状態でいた人や、変な噛み方で長年過ごしてきた人、間違った顎の位置で作った入れ歯を長年使っていた人の中には、きちんとした顎の位置をはかって入れ歯を作らないと、全然噛めない人もいます。
そういう人はまず治療用の入れ歯をしばらく使ってもらって、その顎の位置で咬めるかどうか、試してみたりします。時に治療に一年以上かかったりするのはそのためです。
手順としては、上顎にフェイスボーという装置をつけて、それをもとに模型を咬合器につけて、上記のゴシックアイーチトレーサーを装着し、水平的な顎の動きを計測します。患者さんによっては顎をずっと使ってなかったり、無理のある状態で使っていることがあるので、その場合顎を動かす練習だけで1時間くらいかかる場合もあります。
フェイスボーをつけなかったり、ゴシックアーチトレーサーを使って顎の位置、咬み合わせの位置をきちんとした位置で決めてから入れ歯を作らないと、咬み合わせが合わなかったり、合わない入れ歯が出来上がってしまうことがあります。
通常、奥歯がずっとなくて、咬み合わせが狂ってたり、顎運動に問題がありそうな方は、基準となる顎の位置で、一度入れ歯を作り、きちんと咬めるかどうか様子を見ることになります。
自分の場合は、矢印の先に2つ穴があいていると思いますが、右側の穴の方が上下の正中はびったりあっていますが、習慣的には左の穴でカチカチとものを噛んでいるようです。右上の親知らずがあるせいで、習慣的に咬んでいる位置と、顎関節の正しい位置にずれが生じています。症状が今のところないので、しばらく様子をみますが、何かあれば親知らずは抜いたほうがいいかもしれません。
以上、今回はGoAの作成、模型への付着、あとは総義歯のフレンジテクニックのデモが中心でした。フレンジテクニックというのは、ようはティッシュコディショナーを使った粘膜面の調整方法のことです。
阿部先生は、Dr.Poundから習ったそうですが、これも本当に素晴らしい、テクニックだと思います。
臨床歴40年の職人技とでもいうのでしょうか。今すぐにはとても真似のできるものではありませんが、少しでも近づけるよう日々努力を重ねていきたいと思っています。
千葉県酒々井町の歯科医院 あい歯科
今回は、入れ歯作りの基準となる水平的な顎位の採り方、咬合器への付着などについてのデモ、レクチャーでした。

これは自分のGoAトレーサー(顎の位置をはかる装置)です。
顎の位置は、高さと左右、奥行きと3次元的に決まるのですが、これは入れ歯や被せものを作る基準を設定するために必要な装置です。 ほとんどの方ははかったことがないと思いますが、大切な診断のステップのひとつです。
ものを咬んでいる時の顎の位置というのは、習慣的に普段咬んでいる位置と、顎が本来あるべき(だと言われている)位置には差があって、どこを基準にして入れ歯を作るかについては、諸説があります。
基本的には、人間の体、顎関節は適応力があるので、少しくらいずれていても問題なく機能しますが、ずっと奥歯がない状態でいた人や、変な噛み方で長年過ごしてきた人、間違った顎の位置で作った入れ歯を長年使っていた人の中には、きちんとした顎の位置をはかって入れ歯を作らないと、全然噛めない人もいます。
そういう人はまず治療用の入れ歯をしばらく使ってもらって、その顎の位置で咬めるかどうか、試してみたりします。時に治療に一年以上かかったりするのはそのためです。
手順としては、上顎にフェイスボーという装置をつけて、それをもとに模型を咬合器につけて、上記のゴシックアイーチトレーサーを装着し、水平的な顎の動きを計測します。患者さんによっては顎をずっと使ってなかったり、無理のある状態で使っていることがあるので、その場合顎を動かす練習だけで1時間くらいかかる場合もあります。
フェイスボーをつけなかったり、ゴシックアーチトレーサーを使って顎の位置、咬み合わせの位置をきちんとした位置で決めてから入れ歯を作らないと、咬み合わせが合わなかったり、合わない入れ歯が出来上がってしまうことがあります。
通常、奥歯がずっとなくて、咬み合わせが狂ってたり、顎運動に問題がありそうな方は、基準となる顎の位置で、一度入れ歯を作り、きちんと咬めるかどうか様子を見ることになります。
自分の場合は、矢印の先に2つ穴があいていると思いますが、右側の穴の方が上下の正中はびったりあっていますが、習慣的には左の穴でカチカチとものを噛んでいるようです。右上の親知らずがあるせいで、習慣的に咬んでいる位置と、顎関節の正しい位置にずれが生じています。症状が今のところないので、しばらく様子をみますが、何かあれば親知らずは抜いたほうがいいかもしれません。
以上、今回はGoAの作成、模型への付着、あとは総義歯のフレンジテクニックのデモが中心でした。フレンジテクニックというのは、ようはティッシュコディショナーを使った粘膜面の調整方法のことです。
阿部先生は、Dr.Poundから習ったそうですが、これも本当に素晴らしい、テクニックだと思います。
臨床歴40年の職人技とでもいうのでしょうか。今すぐにはとても真似のできるものではありませんが、少しでも近づけるよう日々努力を重ねていきたいと思っています。
千葉県酒々井町の歯科医院 あい歯科


